
開放感に満たされる期間でもある

僕は40代で複数回の転職を経験しています
つまりそれと同じ数の退職手続きも経験しているということです
実際に退職するまでのリアルな流れについてまとめました
・退職の意志を伝えるタイミングっていつ?
・どんな感じで伝えたらいいの?
・退職届ってどうやって書くの?
・周囲への連絡ってどこまでの範囲でどうやってするべき?
退職についてこのような疑問を持たれている人は是非この記事を読んでみて下さい!
僕の体験談に基づくリアルケースについてまとめました
- 現年齢40代後半
- 45歳の時1年で3回転職した経験あり
- 過去に在籍していた企業で人材採用を行っていた経験あり
- 転職成功も転職失敗も両方経験あり
- 45歳で無職経験あり
現在も水面下で転職活動中
退職連絡をしてから退職までの実体験





僕は40代になってから4回の退職を経験しています
それぞれの内容について簡単にまとめてみます
- 退職時の年齢:45歳
- 在職期間:7年
- 退職報告をした相手:社長
- 退職報告時の反応:割とすんなり了解される
- 退職までの期間:3カ月
- 退職時の年齢:45歳
- 在職期間:1カ月
- 退職報告をした相手:役員
- 退職報告時の反応:1日よく考えて欲しいと言われる
- 退職までの期間:2日
- 退職時の年齢:45歳
- 在職期間:5カ月
- 退職報告をした相手:直属上司(課長)
- 退職報告時の反応:なんでだ、どうしてだとしつこく聞かれる
- 退職までの期間:3日
- 退職時の年齢:47歳
- 在職期間:2年
- 退職報告をした相手:直属上司(課長)
- 退職報告時の反応:考えなおせと突き返される
- 退職までの期間:1カ月
とまあ、こんな感じで各社それぞれ反応や対応が違います
こちらのスタンスとして一貫しているのは、退職連絡はあくまでも「報告」であって「相談」ではないという点です



自分にはどうもこの仕事が合わないような気がします
退職しようかどうか悩んでいるんですよね
何か良い対策はあるでしょうか?
ではなく、



僕はこの会社を退職します!
退職手続きを宜しくお願いいたします!
という感じだということです
退職報告をしているということは、当然ながら次の勤め先が決まっているということです
次の会社への入社時期が決まっているわけですし
つまりよくある流れの「考えなおせ」という会社側の要求は初めからなんの意味も持たないわけです(笑)
考え直す余地なんてどこにもないわけですからね
退職の仕方として我々がまだ20代とかで、そこまで背負っているものが大きくない場合は会社側に対して「退職相談」というのは成立するかもしれません
「辞めようかと思ってまして」みたいなスタートで会社と相談して、その結果退職を思いとどまるというのはあり得ます
実際に僕自身も20代の頃この経験ありますので
相談したところ上司に説得されてその会社へ残留したという経験が



ですが、ミドルの転職の場合そういうわけには行きません
年齢的にも会社側から要求されること期待されることが大きいわけですから、その立場の人間が「辞めようか悩んでる」なんて話になると、仮にその場では一旦退職回避されたとしても、その後の会社内での立ち回りに色々と影響出ますし
僕の個人的な思いとしてミドルの場合、「退職する」か「残留する」かの二択しかありません
会社に対して退職しようかどうか悩んでいる「退職相談」するなんていう選択肢あるはずもないんです
中途半端な悩みを抱えながら仕事している時点でどうなのって話です
従って「退職報告」をするということは、ちゃんと次の勤め先が決まっている状態ということですよね
無職になるなんて選択肢あるはずはないですから
と言いつつも僕は先に書いた2回目の退職の後、2カ月ほど無職だったんですが(笑)
その際の流れや内容については45歳中年男性、転職先を1カ月で退職!この後どうするの!?という記事で詳細を書いてますので、もし興味のある方は一度読んでみて下さい
関連記事も載せておきます
退職意志の伝え方やタイミングについて


退職の意思表示は直属の上司にしましょう
その際、必ず1対1で話せる環境を作って面と向かって切り出すことです
これが立ち話程度で済ませようとすると、こちらの本気度が薄くなってしまいさらっと流される可能性があります
必ず他人の邪魔の入らない1対1の場所を作ることです
切り出し方としては



お話したいことがありますのでお時間頂いてもよろしいでしょうか?
みたいな感じがいいですね
そこですぐに対応してくれなければ、



それでは後程お手すきの際にお時間頂ければと思います
改めてお声がけ下さい
と言えばよいでしょう
声掛けの時間としては夕方以降とかがいいかもしれないですね
上司もその日の終業に向けて仕事の段取りが見えている頃でしょうから
帰るまでに少し時間を取ってもらうように予定してもらう感じです
僕の場合、朝一に声掛けすることが多かったですが
出勤と同時に考えるスキもない程の早さで



お話したいことがありますのでお時間頂いてもよろしいでしょうか?
とぶち込む感じです
退職報告なんて少しでも早く伝えたいですからね
さっさとこの胸の内を吐き出してしまいたいんです!
話したいことがある、と切り出しておけば上司的にも「お?なんか重要な話か?」と身構えるでしょうから、ちゃんと聞いてもらえる態勢になってくれるはずです
退職届を受理してもらえない場合は


まず初めに「退職」は労働者誰もが持つ当然の権利だというこを覚えておいてください
職業選択の自由なんて言葉もありますが、日本に於いて労働するということは「転職」も「退職」も個人誰しもが持つ当たり前の権利なんです



つまり、退職を認めないなんて会社のスタンスが異常です
これは会社側が間違った反応を示していることに他なりません
退職理由を問われる筋合いも一切ありません
辞めたいから辞めるという理由でも何ら問題はないのです
この意志決定を会社側が拒否する権利なんて初めからどこにもないんですよ



退職したいんですけどよろしいでしょうか?
こんな感じで下手に出る必要もなし



今月で会社辞めますんでよろしく!
このノリでむしろ全然OKです
会社にNOを言う権利などないんですから
とは言え、皆さんは社会人としての一般常識を持ち合わせた人ばかりでしょうから、一方的にこちらの意志だけ伝えて終わりなんて考えてはいないでしょう
社会通念上退職の連絡は一カ月前までにするというのが一般常識です
社則にも大体そう書かれているのではないでしょうか?
退職日の二週間前までに会社側に退職意志を伝える
民法ではそのように定められています
本来は二週間前でも全然問題ないんですよ
でもまあ、一か月前に会社側に伝えておけば基本的には問題ないでしょうね
退職する旨を伝える → 一カ月後には退職可能
こんな図式が自動的に成立します
引継ぎ期間がどうのこうのとか、今は忙しいから時期をずらしてくれだとか
そんな会社側の都合などに耳を傾ける必要はありません
一カ月経過すれば絶対的に辞めれるんです
万が一退職届を受理してくれないなんてことになったとしても、こちらとしては知った事ではありません
粛々と退職に向けて身辺整理をし、一カ月後にはもう出社する義務は一切ありませんので
受理されようがされなかろうが一か月経過した時点で



明日からもう来ませんので、退職手続きだけきっちりやっといてくださいよ
もし滞るようなら然るべき措置を取らせてもらいますんで
宜しくどうぞー
と言い放ち翌日から出社しなくてOK
強い意志を持って自分が決めた退職日に向けて準備しておきましょう



退職の権利とかの話は頭ではわかるんだけど、実際に会社側に対してそこまで強く出れないかも・・・
拒否されたらそれを無視する自信がないよ
と思う人も多いでしょうね
理屈で簡単に割り切れないって考える人もいるでしょうから
自分で会社に対して退職意志を示して、そのまま退職まで強硬できないかもという人には「退職代行サービス」をおススメします
自分に代わって退職手続きを最速で実行してくれるのがこのサービスの良いところです
もちろん費用は掛かりますが、それも3万円前後とかその程度です
退職代行と聞くとあまり良いイメージがないかもしれませんが、先述の通り「退職」は労働者誰しもが持つ当然の権利です
その権利を自分に代わって代行してくれるだけのことですから法的にもなんの問題もありません
しかもほとんどの退職代行は即日退職が可能です
二週間前だとか一か月前だとかそんな猶予期間などすっ飛ばして即日退職ができちゃうんです
転職の際には転職エージェントの力を借りる
退職の際には退職代行の力を借りる
インとアウトで専門業者のサポートを受けることは何もおかしなことではありませんから
退職代行に関する詳細は別記事でまとめていますのでそちらを読んでみて下さい
おススメの退職代行業者もご紹介させてもらってます
「退職届」と「退職願」と「辞表」の違い


この三つの書類の違いって正確に把握してる人ってどのくらいいますかね?
まあ、転職なんてしょっちゅうしょっちゅうするもんではないでしょうから、この手の書類に自分が関わる機会も少ないでしょうし



ぶっちゃけ、全部同じかと思ってたが
別のものなの?
なんて思ってる人がいてもおかしくないですね
でもこの三つは厳密に全然別の書類になりますので、自分が提出する際に間違ったものを選ばないように注意が必要です
適当に選択すると恥をかきますし、場合によっては違った処理をされてしまうかもしれません
- 「退職届」 → 退職確定後に社内手続きのために提出する書類 (会社によっては社内書式があるケースも)
- 「退職願」 → 会社に退職を願い出る書類
- 「辞表」 → 経営者や役員、公務員などが退職を申し出るための書類
民間企業の平社員が「辞表」なんて持って行こうものなら、周囲から失笑されること間違いなし
むしろその非常識さにさっさと退職させてくれるかもしれません(笑)
「退職願」だけ提出して退職確定と思い込んでしまって実は受理されていなかったなんてことにもなりかねません
いずれにしてもこの三つの書類は全くの別物ですから、自分がどの書類を提出すべきなのかはよく理解した上で作成するようにしましょう
そして、どの書類にしても手書きで作成するのが一般常識です
最近は履歴書や職務経歴書をパソコンで作って印刷するのが当たり前になっていますが、退職の際は今のところ手書き書類として作成することがマナーです
実際の文書の書き方や封筒の表書きなどについてはこちらのサイトがわかりやすいと思います
参考にされてみて下さい
退職が確定した後の流れについて


退職届も受理され退職日も確定しました
さあ、この後実際にどんな感じになるんでしょうか?



とてつもない開放感に満たされる時間の始まりです!
退職日までのわずかな時間かも知れません
とにかく現職で背負っていた責任感やしがらみ、人間関係みたいなものから一切合切解放されるんです!
完全に今をリセットすることができるんです
転職先で次の仕事が始まればまた同じようなものを背負うことにはなるんでしょうけど
とにかく今は最も身軽な気持ちになれるわずかな時間になります
その時間を楽しみましょう!
退職が確定すれば有給消化なんかも出てくるでしょう
新しい会社に行く前に少しでもリフレッシュして、身も心も軽くなって次のステージへ進みませんか
有給消化については【有給消化】転職する人の特権!退職前には有給休暇を完全消化すべしという記事でまとめていますので、興味ある方は是非読んでみて下さい


大体、退職が正式に受理されて2~3日もすれば自然と、その話は社内に伝わっているものです
顔を合わせる他の社員から



退職するらしいね
次はもう決まってるの?
とか



どうして辞めるのさー
なんかイヤなことでもあった?
とか



退職するの、いいな
僕ももうすぐ転職するつもりだけどね
みたいな感じで声をかけられます
辞める理由や転職先の詳細な話はする必要ありませんけど、今まで一緒に仕事をしてきた仲間ですからなるべく後腐れのない感じで対応したいですよね
退職日が近づけば、特にお世話になった人には直接挨拶に行くのもいいかも知れません



今までお世話になりました
色々とありがとうございました
といった感じですかね
僕自身はそんな挨拶して回ったことありませんけど(笑)
もちろん退職後に菓子折りをその会社に持って行った経験もありません
ですがそういったことをされる人も普通にいます
それぞれの気持ちの問題と言ったところでしょうか
まとめ
いかがだったでしょうか?
退職までの実際の流れについて実体験を元にまとめさせて頂きました
転職先が決まったから退職というアクションを取ることになります
できる事なら円満にもめることなく退職したいものですよね
そうやってきれいな形で退職するからこそ、次の新しい会社にもフレッシュな気持ちで入社できるんです
ひょっとしたら次の会社や仕事でも現職と繋がりを持つことができるかも知れません
それは自分にとっての大切な人脈と呼ぶこともできるんじゃないでしょうか?
そんな気持ちで退職の手続きを進めてみて下さい
では!
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